高知丸高が浜田知事にW受賞を報告
更新日:2025/4/14
高知丸高(高知市)の高野一郎社長は3月27日、高知県庁に訪問し浜田省司知事に、2024年度に「外国人材とつくる建設未来賞」の外国人材育成賞・事業展開賞をW受賞したことを報告した。


外国人材とつくる建設未来賞は、外国人材の育成に尽力されている企業や団体と、その受入れを契機に新たな事業を展開する企業の活動を表彰する制度。同社が2007年から中国やミャンマーなどの外国人労働者を受け入れ、建設機械の資格取得を支援するため南国市に「高知建機技能センター」を開設したこと。また英語や中国語など5ヶ国語の通訳を配置し、言葉の壁によるトラブルを減らすことで、安全な職場環境の整備に努めてきたことが評価された。


高野社長は「外国人材が高知に定着することが一番の願い。母国に帰った後も、日本のODA(政府開発援助)を通じて再び協力できる機会があると信じ、日々の事業を展開している」と報告。浜田知事もこれまでの同社の活動や過程に対し、感謝と労いの言葉を寄せた。24年度の外国人材育成賞は全国で5社、事業展開賞は同社を含む2社が受賞した。

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クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。