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全国シーリンググランプリ大会を開催 日本シーリング工事業協同組合連合会

更新日:2025/4/21

 日本シーリング工事業協同組合連合会(出水裕之会長)は、4月12日(土)に「第11回全国シーリンググランプリ大会」を尼崎リサーチ・インキュベーションセンターで開催した。グランプリは、各地区に所属する組合員が一堂に集い、磨き抜かれた技能を競う大会。全国の予選を勝ち抜いた総勢25人の職人が日頃の技能を披露した。

 開会に当たり、挨拶に立った出水会長は「大会も11回目を迎え、全国各地から参加頂けるようになった。出場者の皆さまには緊張せず、存分に実力を発揮してほしい」と激励の言葉を述べ、交流と技術向上への期待を込めた。

 また、関西シーリング工事業協同組合の西原芳博専務理事は「職人の技術を競う場を設けることで、切磋琢磨が生まれ、業界全体のレベルアップに繋がる。将来的には職人の地位向上や生活の安定にも寄与してほしい」と長期的な視野も入れた成長を求めた。

 決勝は、A班・B班に分かれ、1時間30分に渡り、日頃のシーリング防水工事の技術・技能を遺憾なく発揮。採点集計では、選手に対してミスが目立った箇所についてなど、審査員から採点ポイントの説明を行った。

 表彰式後には、上位入賞者3名による工程解説と意見交換会を開き、実演に基づいた技術的な工夫や現場での実践例が共有し、参加者たちは真剣な表情で耳を傾けた。最後には運営委員による総評が行われ、大会を通じた成果や今後への期待が語られ、盛況のうちに閉幕した。

大会の結果は以下の通り(氏名・会社名・地区)

・1位=ポン・チャントッチ氏(シーレックス・関西シーリング工事業協同組合)

・2位=岩野博氏(工藤工業・中部シーリング工事業協同組合)

・3位=棚橋識史氏(木村シーリング・中部シーリング工事業協同組合)