青年部会の設立を承認 広島県建設業協会連合会
更新日:2025/4/25

広島県建設業協会連合会は9月25日、2024年度・臨時総会を開いた。臨時総会では、連合会・青年部会の設立や、10月19日に開催する「ひろしま建設フェア2024」についての情報共有などを実施。全会一致で青年部会の設立を承認し、4月から正式にスタートする方針を固めた。
冒頭の挨拶で梶本正五副会長は、「業界内では、建設従事者の高齢化や入職者の確保など、多くの課題が山積している状態だ。この閉塞する状況を打破するには、若い経営者の知恵と行動力を結集する必要があると、今回の青年部会の設立に至った。当会の永続には、若者が継続的に力を発揮できる環境を整えることが重要。会員が一致団結して、先行きの不透明な時代を乗り越えていこう」と呼び掛けた。

当日は、青年部会設立準備委員会の平畑隆也委員長(平畑建設・取締役)が、設立の趣旨やビジョン、発足後の具体的な活動内容などを発表。「先人から受け継いだ知識・技術・経験を、私たち若手が地域発展のために還元できるよう、全力を尽くしたい」と展望を述べた。
臨時総会には、広島県の職員3人が出席し、広島県道路啓開計画の概要を説明。啓開ルート選定の考え方や、必要な人員・資材などの調達、担当業者の割付けなどを紹介した。会員からは、「もちろん道路啓開計画が重要ということは理解している。しかし、喫緊の課題は、人手不足と単価上昇を具現化させていくことだ。常に現場の声に耳を傾け、臨機応変な対応を見せることにも意識を向けてほしい」との意見も出て、様々な議論が繰り広げられた。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。