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スカイマティクスが福井コンピュータと資本業務提携

更新日:2025/4/26

クラウド型ドローン測量サービス「くみき」を提供するスカイマティクス(東京都中央区)は、福井コンピュータホールディングス(福井市)などから第三者割当増資を実施した。これに伴い、子会社の福井コンピュータ(福井県市)と福井コンピュータスマート(同県同市)の2社と業務提携を結んだ。

くみきは、ドローンで撮影したデータから自動的に三次元点群データなどの地形データを生成し、測量と現地調査業務の効率化を実現するDXサービス。今回の提携により、くみきと福井コンピュータの「TREND-POINT」・「TREND-ONE」が共同でシステム開発を進める他、販売分野でも連携することで、スカイマティクスの営業活動を支援する。また、建設業以外の領域でも、両社が様々なアイデアを共有し開発を検討する方針だ。

渡邉善太郎社長は、「国産ソフトウェア同士の連携により、『三次元データの利活用の普及促進』と『建設DXの発展』に向けた挑戦ができることを嬉しく思う。建設業界で全ての建設会社がi-Constructionに対応できるよう、くみきの価値を高めていきたい。今後も国産技術開発にこだわり、より良いサービス提供を実現するために全力を尽くしていく」と意気込みを述べた。

くみきは、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されており、実際に公共工事で利用した施工者は、工事成績評定での加点対象となる。

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