情報都市が「関西まちづくり賞」を受賞
更新日:2025/4/26
情報都市(大阪府泉佐野市)の団地再生プロジェクトが「2024年度 第27回関西まちづくり賞」を受賞した。


同賞は、日本都市計画学会・関西支部が主催する、調査・研究・計画・設計・事業面で顕著な業績を上げ、都市計画の進歩・発展に貢献した企業に贈られるもの。受賞した「さのみなと団地」プロジェクトは、300戸を超える団地としては、民間企業が譲り受けた日本で初めての事例。関西国際空港に近く、海や山を望むロケーションに位置する同団地は、引き受け当初の入居率は58.7%と低迷していたが、約10年に渡る再生により、現在は95%まで改善している。今回の受賞は団地の再生だけでなく、周辺エリアの空き家・古民家活用など、地域ストックを活用した取り組みも評価された。


4月12日の授賞式後にはミニシンポジウムが開催され、吉田社長が今後も地域の発展に向けて、地道に活動を続けていくことを表明した。
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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。