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建設職人の安全・地位向上推進議員連盟が総会

更新日:2025/3/24

立憲民主党の所属議員から構成する「建設職人の安全・地位向上推進議員連盟」は、3月13日に衆院第二議員会館で総会を開いた。新たな顧問に立憲民主党の前代表である泉健太衆院議員を、会長代行には逢坂誠二衆院議員を選出した。

議連の川内博史会長は開会に当たり、「建設業の労働災害の撲滅にあらゆる政策を講じる必要がある」と述べ、職人不足が顕著な現状を指摘し、「喫緊の課題は、魅力ある職場をいかにして作っていくかということ。業界全体での克服を目指したい」と意気込みを述べた。

日本建設職人社会振興連盟の近藤昌三理事長は「若い人が希望を持って入職できるよう、建設業は危険な職場でないということを証明していく必要がある。このような機会を活かすことで、未来ある産業に変えてほしい」と述べ、今後の議連の活動に期待を示した。

総会では、国土交通省が改正建設業法に基づく労務費の確保に合わせ、必要経費として法定福利費や安衛経費の確保対策を進めていくことを説明。厚生労働省も、労働災害発生状況や安全衛生確保対策の現状についての解説などを実施した。

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