フジタが中国地方発明表彰・特許庁長官賞を受賞
更新日:2025/5/2

フジタ(東京都渋谷区)が、中国地方発明表彰・特許庁長官賞を受賞した。地方発明表彰は、各地方で発明の奨励・育成を進め、地域産業の振興に貢献した人々・団体を表彰するもの。今回、フジタが発明したFujita緑化システムが、苗床内の土壌の流出を防止し、苗の育成を促進する点が評価された。

同システムの商品であるFTMバックは、これまでに全国700ヶ所以上で採用されている。常緑キリンソウ専用の土壌を防草効果・透水性のある袋に入れ、「雑草対策」「土壌流防」「簡単緑化」を実現。植栽部分にファスナーを使用することで、誰でも簡単に施工できるように開発している。

フジタは、今後もFujita緑化システムを普及することで、世界の都市部で進行するヒートアイランド現象の抑制や、緑化促進による低炭素社会に向けた活動を継続する方針だ。
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。