兵庫県左官工業協同組合が定期総会を開催
更新日:2025/5/18
兵庫県左官工業協同組合(嶋田聡理事長)は5月10日、神戸市内で第62回の定期総会を開催した。協会員ら約50人が参加し、2025年度の事業計画などを承認した。

嶋田理事長は、協会運営に協力する関係者らに感謝の言葉を述べた上で「喫緊の課題は労務単価の確保だ。要望活動が実り少しずつ単価が上昇しているが、決して十分とは言えない。一致団結して乗り越え、次世代にこの業界を繋げていこう」と力強く挨拶した。

来賓で顧問の安達和彦氏は「平安時代からある左官という素晴らしい仕事をしっかり後世に残していく必要がある。価値に見合った賃金確保を目指そう」と呼び掛け、この他、兵庫県産業労働部の小林拓哉部長らも私見を述べた。

2025年度は、日左連事業や五輪グランプリ大会の推進、処遇改善・社会保険未加入の対策、青年部による技能伝承などに取り組む計画でいる。
当日は、黄綬褒章を受章した三枝俊雄氏に記念品、日左連会長表彰を受賞した野中勝美氏と藤原信次郎氏らに表彰状を授与し、功績を称えた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。