鈴与建設が大学生対象の体験学習
更新日:2025/7/18
鈴与建設(静岡県清水市)が、静岡理工科大学土木工学科の1年生24名を対象に、建設現場での体験学習を実施した。

同プログラムは、「土木工学概論」の授業の一環として行われ、学生の学習意欲向上と将来のキャリアイメージ形成を目的に開催した。午前の部では、静清バイパス清水立体建設現場を見学し、プロジェクトの把握や高架橋から現場を視察。午後の部では、鈴与建設の社員による特別講話やグループディスカッション、1日を通した気付きの共有などを行った。

学生へのアンケートでは、「給与と休日、どちらを優先する?」とのアンケートを実施。24人のうち20人が「休日」を選び、若い世代はワークライフバランスを重視する傾向が顕著だと分かった。参加者からは「土木工事に対するイメージが大きく変わった」という声が寄せられ、実際の現場を体験することにより建設業界への理解を深められたことを確認した。

今後も鈴与建設は、産学連携による実践的な教育支援活動を継続し、次世代の土木技術者の育成を積極的に進めていく。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。