「プラウドタワー渋谷」 野村不動産
更新日:2025/8/13
野村不動産(東京都新宿区)が、旭化成レジデンス(千代田区)らと渋谷で建設を進めてきたタワーマンション「プラウドタワー渋谷」が竣工した。


同案件は、 1964年に建設された「秀和青山レジデンスマンション」の老朽化に伴い建て替えたもの。十分な緑化を施した広場状空地や幅2mの歩道状空地を設けるなど、地域の安全性や快適性に貢献する計画を立て、渋谷区で初めてとなる「マンションの建替法に基づく容積率の特例」を取得。都市計画上の容積率を約155%割り増すことが可能となり、建て替え前の8階建てから26階建てに高層化することに成功した。


外観は、縦方向のマリオンを使いつつ、タワーマンションらしいカーテンウォール風サッシに、空が映り込み景色に溶け込むデザインとなっている。内装は、伝統とモダンの現代的な融合をテーマに、モダンで品格のあるインテリアを表現。ラウンジやゲストルームは、シンプルかつホテルライクなデザインで高級感を演出している。



【概要】
・所在地:東京都渋谷区渋谷三丁目3番10
・敷地面積:1926.47㎡
・延床面積:1万9037㎡
・構造、規模:鉄筋コンクリート造地上26階、地下2階、免震構造
・戸数:132戸
・事業手法:マンション建替法によるマンション建替事業
・参加組合員:野村不動産株式会社、旭化成不動産レジデンス株式会社
・コンサルタント:株式会社再開発計画技術
・設計:株式会社IAO竹田設計
・内装デザイン監修:HBA株式会社
・施工:株式会社鴻池組
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。