電気工事を通じて「ひと・街・社会」を豊かに~株式会社ビーライトグループ
更新日:2026/1/14
▼目次
- 1 電気・不動産・医療コンサルの3本柱で展開
- 2 施工管理とアライアンス、それぞれの役割
- 3 職人との強いネットワーク「アライアンス体制」の構築
- 4 なぜ建設会社が「医療コンサル」を手掛けるのか
- 5 高校の同級生から仕事のパートナーへ
- 6 商業施設の竣工で感じる「チームの力」
- 7 息子として、社員として見る「社長」の背中
- 8 施工管理に求められる「翻訳力」とデジタルの活用
- 9 生成AIが「若手のドラえもん」になる未来
- 10 DX成功の鍵は「ロールモデル」を作ること
- 11 アライアンスとDXで業界の底上げを目指す
- 12 月間50件の応募。採用におけるデジタルの成果
- 13 「全国どこでもビーライト」への挑戦
- 14 災害時に駆けつける100人の「電気のプロ」
2025年8月24日(日)15:00~15:55
株式会社ビーライトグループ アライアンス事業推進部・若尾侑哉さん、東日本ファシリティ事業本部・稲垣晃隆さん
電気工事・建築施工管理・不動産仲介・医療コンサルティングなどの事業を展開し、「現場力とスピード感」を軸にした柔軟な体制を構築する、愛知県名古屋市の株式会社ビーライトグループ。番組では、アライアンス事業推進部の若尾侑哉さんと、東日本ファシリティ事業本部の稲垣晃隆さんにお話しを伺いました。学生時代からの付き合いというお二人!「若い人たちにも業界の楽しさを知ってほしい」と、それぞれの仕事に対する熱意も語っていただきました。

電気・不動産・医療コンサルの3本柱で展開
クラフトバンク中辻(以下、中辻):本日は東京・半蔵門のスタジオでの収録ですが、お二人の会社の本社は名古屋市ですね。まずは、ビーライトグループさんがどのような事業を展開されているのか、概要を教えていただけますか。
若尾侑哉さん(以下、若尾):ビーライトグループは、主に3つの事業から成り立っています。1つ目は、創業当時からのなりわいである電気工事です。2つ目は、店舗開発者様向けに土地をご紹介する不動産仲介のようなビジネスと、建築の施工管理。そして3つ目は、お医者様向けにコンサルティングを行う医療コンサルの事業です。
中辻:ビーライトというお名前からも、やはり電気工事が中心の会社なのですね。グループの中に複数の法人があるのでしょうか。
若尾:はい。株式会社ビーライトと株式会社ビーライトネオがあり、それぞれで電気工事の施工管理を行っています。店舗などの非住宅、EV充電器の設置、防犯カメラの工事などが主な内容です。
施工管理とアライアンス、それぞれの役割
中辻:若尾さんはビーライトネオ、稲垣さんはビーライトにご所属とのことですが、それぞれどのようなお仕事をされているのでしょうか。
稲垣晃隆さん(以下、稲垣):私はビーライトで電気の施工管理を担当しています。お客様は店舗が多く、身近なところではドラッグストアやスーパー、温浴施設などの電気工事の現場を管理しています。
若尾:私はアライアンス事業本部という部署で、職人さんやパートナー企業の方々をいかに管理し、協力体制を築くかという仕事をしています。全国に多くの協力店さんを設けて、多店舗展開される企業様を対象にお仕事をさせていただくことが多いです。
中辻:店舗工事だと、全国どこでも同じ品質で作る必要がありますよね。
稲垣:そうですね。店舗様は作りが同じであることが多いため、お客様に寄り添ってマニュアルを作り込むことをテーマにしています。ビーライトで作り込んだノウハウをビーライトネオに託し、全国で高い技術と品質、工程管理を維持できるように連携しています。
職人との強いネットワーク「アライアンス体制」の構築
中辻:全国で対応するために、パートナーさんとの体制をしっかり作られているとお聞きしました。具体的にどのような分類をされているのですか。
若尾:私たちは管理会社ですので、自分たちで直接配線をするわけではありません。そこで、関わり方の種類によって「アライアンス」「コアパートナー」「パートナー」と分けています。
中辻:それぞれにどのような役割の違いがあるのでしょうか。
若尾:「アライアンス」は、私たちの管理業務の一部を巻き取ってくださる方々で、フリーランスのように密に関わっていただきます。新築工事を中心に阿吽の呼吸で動ける企業様は「コアパートナー」。そして、コンセントの修理やカメラ設置などの小工事や修繕を、プラットフォームやLINEを活用してスピーディーに対応してくださる方々を「パートナー」と呼んでいます。
中辻:用途やニーズに合わせて、幅広く対応できる体制を整えられているのですね。
若尾:はい。どのような需要にもすべて対応できるように組織化しています。
なぜ建設会社が「医療コンサル」を手掛けるのか
中辻:事業内容の中で驚いたのが、医療コンサルもされているという点です。建設業とは少し離れた分野のように感じますが、きっかけは何だったのでしょうか。
若尾:元々、弊社の施工対象として病院やクリニックが増えてきたタイミングがありました。そこに医療コンサルの専門家が加わったことが始まりです。
中辻:建設会社がコンサルから入ることのメリットは何ですか。
若尾:電気工事屋は、商流でいうとゼネコンさんや設計会社さんの下に入るため、施主様との距離が遠くなりがちです。コンサルから手掛けることで、資金調達のお手伝いや機器の選定、建築の場所選びからすべて関わることができます。
中辻:よりエンドユーザーに近い場所で仕事をするための戦略なのですね。
若尾:はい。代表の考えもあり、より施主様に近い立場で寄り添える仕組みを作りたいという思いで「ビーライトソリューションズ」という会社で展開しています。
高校の同級生から仕事のパートナーへ
中辻:お二人は高校の同級生だそうですね。社会人になってから一緒に働くというのは、どのような感覚なのでしょうか。
稲垣:ちょっとエモーショナルすぎて、最初は照れくさかったですね。昔はあだ名で呼び合っていましたが、会社でそれは変だろうとなって、逆に名前が呼べなくなってしまいました。最近は「おい」とか「なあ」といった呼び方になっています。
若尾:名前で呼ばれていないですね(笑)。一緒に働くようになってから、敬語の使い方も含めて不思議な感じです。
中辻:お二人で一緒にラジオに出演されるというのも、なかなかない機会ですよね。
稲垣:考えるとはずかしくなってくるので、その話はやめましょう(笑)。ただ、建設業界は家族経営も多いので、同じような悩みを抱えている人は意外といるかもしれません。
商業施設の竣工で感じる「チームの力」
中辻:これまでのお仕事の中で、特に印象に残っていることはありますか。
稲垣:大きな商業施設の工事に携わった際、お客様の要望が非常に高く、難しい現場だったことがありました。でも、いざ竣工してオープンした時にメディアで大きく取り上げられているのを見て、本当に頑張ってよかったなと感じました。
中辻:外部からも「あそこを手掛けたんだね」と言われるのは、誇らしいですよね。
稲垣:はい。施工管理のいいところは、会社だけでなく職人さんや材料屋さんが一つのチームとして動くことです。みんなで喜びを分かち合える瞬間は、何度経験してもいいものだなと思います。
中辻:稲垣さんは、昔から建設のお仕事に興味があったのですか。
稲垣:建築物自体は昔から好きで、かっこいい建物があるとずっと見ていられるタイプでした。そんな中で若尾君から誘われて、社長にお会いした時に「この人はすごい」と感じて、ついていくことに決めました。
息子として、社員として見る「社長」の背中
中辻:若尾さんはお父様が社長を務められていますが、入社してから心境の変化はありましたか。
若尾:幼少期は父がどのような仕事をしているのかあまり分かっていませんでしたが、会社に入ってからは見え方が全く変わりました。お客様から「ビーライトさんは有名な会社だね」と言っていただいたり、社員の皆さんの会社愛を目の当たりにしたり。
中辻:身近な存在だからこそ、プロとしての姿に驚くことも多そうです。
若尾:解像度が上がったというか、さらにリスペクトするようになりましたね。ただ、その分プライベートでも名前が呼べなくなって、「あの、すみません」みたいに敬語になってしまう弊害はあります(笑)。
中辻:家庭での顔と、組織の代表としての顔、両方を知っているからこその葛藤ですね。
若尾:たまに飲みに連れて行ってもらうこともありますが、最近は社員の皆さんと一緒に行くことが多いですね。会社という枠組みの中で、また新しい関係性を築いているところです。
施工管理に求められる「翻訳力」とデジタルの活用
中辻:ここからはビーライトグループのDXについて伺います。デジタル化と聞いて、まずどのような取り組みを思い浮かべますか。
若尾:私たちは、施工管理の仕事において最も重要なのは「翻訳力」だと考えています。お客様の要望を職人さんや商社さんに正確に伝える能力です。
中辻:情報の抜け漏れを防ぐために、どのようなツールを使っているのですか。
若尾:垂直統合型のSaaSを導入して一元管理を行っています。また、以前は電話やメール、LINEなどで煩雑になっていたコミュニケーションをMicrosoft Teamsに集約しました。
中辻:情報を1箇所に蓄積することで、管理の精度を上げているのですね。
若尾:管理会社だからこそ、管理の精度にはこだわりたい。情報をみんなで見られる状態にすることで、業務の効率化と透明性を高めています。
生成AIが「若手のドラえもん」になる未来
中辻:さらに進んだAIの活用についても進められているそうですね。
若尾:はい。2025年、2026年を生きる上でAIを活用しない手はないと思っています。職人さんや関係各所とのプラットフォームを構築して、AIで自動的に仕事を進められる仕組みを考えています。
中辻:具体的にはどのような機能を持たせるイメージですか。
若尾:例えば、若手社員にとっての「ドラえもん」のような存在です。現場で困った時に、過去の施工事例や教育マニュアルを学習したAIチャットボットに質問すれば、瞬時に回答が返ってくる。
中辻:ベテランの背中を見て覚えるのではなく、AIが先生になるのですね。
若尾:自分たちの固有の資産である情報をAIに食べさせることで、若手が迷わずに作業できる環境を作りたい。今まさに、社内でAIチャットボットの構築を進めているところです。
DX成功の鍵は「ロールモデル」を作ること
中辻:デジタル化を進める際、社内での抵抗や壁にぶつかることはありませんでしたか。
若尾:無理にツールを使わせるのではなく、まずは「ロールモデル」を作ることが大切だと思っています。自分が楽になるためにツールを使う、という実感が伴わないと続きませんから。
中辻:便利さを実感してもらうための工夫はされていますか。
若尾:私の部署ではChatGPTやGeminiなどのAIエージェントをマストで使っていますが、使えば使うほど便利さが分かってきます。それによって仕事の幅が広がり、成果が出る。その姿を見た他部署のメンバーが「自分たちも真似しよう」と思える流れを作りたい。
中辻:トップダウンで押し付けるのではなく、成功事例を伝播させていくのですね。
若尾:はい。特に弊社では全員にiPadを支給していますが、現場で図面に直接書き込んだり、写真をその場で共有したりすることで、業務がスムーズになることをみんなが実感し始めています。
アライアンスとDXで業界の底上げを目指す
中辻:ビーライトグループがDXで目指す、究極の目標は何でしょうか。
若尾:自分たちがIT武装して効率化し、収益を上げることはもちろんですが、それを見た他社さんも真似をしてくれるような存在になりたい。業界全体の底上げに貢献したいんです。
中辻:「あそこがうまくいっているから、うちもやろう」という刺激になるわけですね。
若尾:労働人口が減り、建設業界の有効求人倍率が上がっていく中で、1人あたりの生産性を高めることは避けて通れません。デジタル化はもはや「マスト」なんです。
中辻:稲垣さんは現場の視点から、変化を感じる部分はありますか。
稲垣:職人さんたちもiPadを持ち歩くようになり、紙の図面を広げる手間がなくなりました。その場で写真を撮って文字を入れて共有する。これだけでコミュニケーションのスピードが劇的に上がりました。
月間50件の応募。採用におけるデジタルの成果
中辻:DXの取り組みは、採用面でも良い影響を与えているそうですね。
若尾:はい。採用フローも全自動で運用しており、人間が手を動かすシーンを最小限にしています。その結果、月間で40〜50件、年間では500〜600件の応募をいただけるようになりました。
中辻:建設業界でそれほどの応募があるのは驚きです。
若尾:一般的な求人倍率が高い市場ですが、デジタルを駆使して重要ポイントを押さえることで、これだけの反響を得られています。若手にも「この会社は新しいことをしている」と魅力に感じてもらえているのかもしれません。
中辻:学生インターンも積極的に受け入れられているとお聞きしました。
若尾:現在、東京だけでも5名ほどの学生がインターンとして働いています。建築や電気を専攻している学生が中心ですが、文系の子もいます。建設業の面白さを若い世代に知ってもらいたいんです。
「全国どこでもビーライト」への挑戦
中辻:お二人が今後、目標として掲げているビジョンを教えてください。
稲垣:「全国どこでも、電気工事といえばとりあえずビーライトに相談してみよう」と思われる存在になりたいです。今の強みであるワンランク上のサービスを、AIも活用しながら継続していきたい。
中辻:そのためには、何が必要だと考えていますか。
稲垣:目の前の一つひとつの現場で実績を積み上げることです。難しい工種でも、マニュアル化やAI活用で安定した品質を提供し続ける。そうすれば、自ずと信頼がついてくると信じています。
中辻:現場の努力とデジタルの融合が、ブランド力を高めていくのですね。
若尾:全国にアライアンスパートナーがいて、どこでも施工できる体制がある。このネットワークは、私たちの大きな武器になります。
災害時に駆けつける100人の「電気のプロ」
中辻:稲垣さんには、ずっと温めている「夢」があるとお聞きしました。
稲垣:はい。私たちの全国ネットワークを活かして、災害が起きた際にすぐに駆けつけられる体制を作りたいんです。被災地で仮設住宅を建てる際、電気工事は不可欠ですから。
中辻:「ビーライトに任せれば、100人のプロがすぐに助けに行く」というイメージですね。
稲垣:そうです。今のビジネスモデルを突き詰めていけば、社会貢献としても大きな力になれるはずです。祖父が校長先生だったり、親が市役所勤めだったりと、人助けをしたいという気持ちが元々強い家系なのもあるかもしれません。
若尾:その夢は、まさにアライアンス事業の延長線上にありますね。日本全国、そして将来的にはインドネシアなどの海外開発にも関わっていけたら、本当に面白いことができそうだとワクワクしています。
■株式会社ビーライトグループ https://www.b-lightgroup.co.jp/
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