建設関連業の登録状況、測量業は21年連続で減少 国土交通省
更新日:2025/8/29
国土交通省は、2024年度末時点の建設関連業の登録業者数を公表した。測量業は21年連続で減少し、建設コンサルタント業と地質調査業は横ばい傾向が続いている。

2024年度末の測量業の登録業者数は1万1140業者。前年度から173業者、1.5%減少した。新規登録は283業者、登録消除は456業者だった。登録業者数は2003年度末の1万4750業者をピークに、21年連続で減少した。

資本金別では、「1000万円以上2000万円未満」が34.1%で最多。次いで「1000万円未満」が33.7%だった。個人と資本金5000万円未満の法人は全体の90.6%で、小規模事業者が多数を占めた。
兼業状況は、測量業のみを登録する専業業者は8187業者で全体の73.5%。建設コンサルタントとの兼業は2115業者で19%、地質調査業との兼業は72業者で0.6%、3業種全てに登録している業者は766業者で6.9%となった。
建設コンサルタント業の登録業者数は3930業者で、前年度から2業者、0.05%減少した。新規登録は170業者、登録消除は172業者。業者数は2005年度末の4214業者をピークに、284業者減少している。
資本金構成では、「1000万円以上2000万円未満」が44.4%で最多、次いで「2000万円以上5000万円未満」が28.8%だった。5000万円未満の法人と個人を合わせると、全体の78.1を占めている。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。