自社物流施設 NTT都市開発
更新日:2025/9/9
NTT都市開発(東京都千代田区区)が、大阪府八尾市内で施工を手掛けていた、自社の物流施設が8月20日に竣工した。

同社初の物流施設は、西名阪自動車道「藤井寺IC」まで約3.3kmと、大阪市都心部・広域の配送に適した距離に位置する。地上4階建て延べ床面積24,230.40㎡のボックス型の物流倉庫となっており、2区画への分割が可能。シングルテナント・マルチテナントに対応することができる。


有効天井高5.5m、耐荷重 1.5t/㎡、柱スパン11m以上を確保し、様々なレイアウトに応じる汎用性の高い設計として手掛けている。電気は、オンサイト型コーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電⼒購⼊契約)を活用した、太陽光発電設備による追加性のある電力を使⽤。年間約267トンの温室効果ガス排出量の削減効果が期待される。


NTT都市開発は、NTTアーバンソリューションズグループが掲げる環境負荷低減にむけたスローガン「Green Future with US」を基にした、環境に配慮した不動産開発に取り組んでいる。

【概要】
・所在地:大阪府八尾市二俣3丁目8-1,8-3
・用途:倉庫業を営む倉庫
・構造規模:S造地上4階
・敷地面積:1万1850.92㎡
・延床面積:2万4230.40㎡
・事業主:NTT都市開発株式会社
・設計施工:株式会社ナカノフドー建設
・監修:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。