北海道建青会が全道会員大会を開催
更新日:2025/9/12
若手経営者らで構成する北海道建青会(柏谷匡胤会長)は9月5日、第40回の全道会員大会を小樽市内で開催した。当日は、「『童景』~憧れられる地域、憧れられる産業、憧れられる企業を目指して~」をテーマに、将来の担い手確保手・育成に繋がる知恵を参加者と共有。会員や来賓、約270人が参集し、40回の節目を祝うとともに、結束を固めた。


冒頭、柏谷会長は参加者らに謝意を示した上で、「建設業が抱える大きな課題である担い手対策について、魅力発信という観点から再考できる機会になれば幸いだ」と呼び掛けた。来賓には、国土交通省の遠藤達哉北海道開発局長や鈴木直道知事代理の三橋剛副知事、小樽市の迫俊也市長らが招かれ、祝辞を述べた。


続いて開かれた記念事業の基調公演では、「エデュテインメントが育む職業への興味」として、職業体験施設のキッザニアを運営するKCJ GROUP(東京都中央区)の宮本美佐副社長が登壇。第2部のトークセッションでは、ほっかいどう学推進フォーラムの新保元康理事長も加わり「キャリア教育で地域の未来を変えられる?企業✕教育の可能性」を議題にトークセッションも行われた。小樽建設協会建世会が作成中の土木に関する動画を披露し、「今の子供たちはSNSなどを通じ、コンテンツを消費する。短時間に多くの情報が詰まっており親しみやすい」といった意見や「教育現場と皆さんの現場を繋げることで、子供たちの理解が深まる」といった意見が挙がった。

式典後に開かれた懇親会には、中村裕之衆議院議員と見坂茂範参議院議員も駆けつけ、業界発展に向け共に尽力する事を確認。11地区の会員らが、所属地区の志向を凝らした取り組みや新入会員を紹介する時間も設けられ会場を大いに賑わせた。
第41回はオホーツク二建会が主幹となり開催する計画だ。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。