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全管連が全国大会を開催

更新日:2025/9/28

全国管工事業協同組合連合会(藤川幸造会長)は9月24日、札幌市内にて2025年度全国大会を開催した。日本各地の会員、来賓として川崎秀人衆議議員や国土交通省大臣官房の石井宏幸上下水道審議官ら計800人が集い、「北の夢を守る、水と氷の管工事の未来」をテーマに盛大に執り行われた。

冒頭、開催地を代表し北海道管工事業協同組合連合会の佐藤安幸会長が「北の大地で、それぞれの地域住民の水を守るという共通責任を確認、情報共有し一層結束を高めよう」と歓迎の意を表した。

藤川会長は、開催に尽力した関係者らに謝意を示した上で「我々、管工事業者は上下水道、冷暖房、給排水衛生設備など人々の暮らしに直結する重要インフラを担っている。いかなる時代においても、快適で安全な生活環境の実現には不可欠な存在である。改めて誇りを持とう」と呼び掛けた。更に「山積する課題を乗り越え、業界が持続可能な発展を遂げるために、組合の枠組みを超えた連携と創意工夫による業務の高度化が必要だ。若い役員らで組織した『未来創造検討委員会』から良い方向へ進むヒントを示していきたい」と話した。

自由民主党水道事業促進議員連盟で事務局長を務める川崎議員は、2026年度予算概算要求について触れ、「皆さんにはインフラを守る重要な存在として日本を支えてほしい」と挨拶した。

大会では、叙勲受賞者らに対する顕彰状贈呈や大会スローガンを採択した。全管連青年部協議会(本山泰督会長)からの事業報告も行われ、2026年8月に青年部創立30周年記念式典が開かれことが発表された。

大会後の記念講演には、元スピードスケート選手の清水宏保氏と元水泳選手の田中雅美氏、元プロ野球選手の斎藤佑樹氏が登壇し、大会に花を添えた。初めて通常総会と全国大会を分離した式典は成功のうちに終幕を迎え、2027年の全国大会は9月に横浜市で開かれる予定だ。