東洋建設が現場パトロールを実施
更新日:2025/11/3
東洋建設(東京都千代田区)は、鹿児島市内で施工する案件で現場パトロールを実施した。

今回、中村龍由社長がパトロールした案件は、「鹿児島港臨港道路橋梁下部工事」。全体で橋脚を10基建設するプロジェクトのうち、同社はP2橋脚を先行施工している。当日は、現場事務所内で工事概要や施工のポイント、生産性向上の取り組みなどの説明を受けた後、安全衛生管理の活動が正しくなされているかなどを確認した。

中村社長は、朝礼時に「緊張感を持って、合図の徹底と周囲の安全確認を行いながら作業してほしい。10月とはいえ30度を超える日が続いているので、熱中症に注意しながら安全作業をお願いしたい」と挨拶した。

パトロール後の講評では、参加者から現場での良好な点や改善すべき点などについて意見が交わした。中村社長からは、「安全通路や乗船設備の整備状況は良好だ。しかし、今後もその維持にも努め、日々の安全管理では、職員と現場で働く方々とのコミュニケーションを保つことが重要。その一例として、安全掲示板などの更なる『見える化』など、今まで以上に工夫をしてほしい」と指示が出た。

同社は、現場パトロールを1996年の開始以降、年2回、全国の現場を対象に中村社長や役員による経営者が行っており、今後も現場の安全意識向上に努めていく方針である。
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。

