日塗装・九州ブロック青年部会が勉強会
更新日:2025/11/3
日本塗装工業会・九州ブロック青年部会(古﨑正倫部会長)は、10月23日に福岡市内で第9回九州ブロック青年部会の勉強会を開いた。当日は、九州の塗装業などで活躍している若手経営者やシニア会員ら約50人が集まり、外国人との共生について理解を深めた。

吉﨑部会長が「喫緊の課題は、人手の確保が喫緊の課題だ。外国人との共生は身近であり関わりの深いテーマ。共に手を取り合いながら、協同することが重要なので、本日の学びを自社の経営に生かすことを心掛けてほしい」と呼び掛けた。日塗装九州ブロックの木下顕会長は「青年部会員と先輩会員らがしっかり交流し、九州ブロックの更なる発展に繋げていこう」と挨拶した。


勉強会は、北九州市立大学に所属するアン・クレシーニ准教授が、アメリカから日本に移住して24年間の成功体験や反省点を踏まえ「外国人住民と共に生きよう! ~アンちゃんと考えよう!多様性とはいったい何!?生きやすい社会へ!!~」と題した講演を実施した。日本に住む外国人には言葉の壁と心の壁、法律と制度の壁があることを前提に、簡単な日本語を積極的に使うことや、自身が海外に転勤した場合と置き換えて接してほしいなどをアドバイス。「日本人住民と外国人住民による、相互理解の努力が求められている」と呼び掛けた。

続いて開かれた懇親会では、他県の支部同士で情報を交換し、会員同士の結束を確認した。
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。

