クール・ブルーが関西支部を設立
更新日:2025/11/7
ブルーカラー職の価値を社会に正しく伝え、業界全体で必要な人材確保を目指す団体「クール・ブルー」は、10月に関西支部を設立した。

同支部の支部長には、山田工業(兵庫県尼崎市)の岡本光永社長が就任。長い期間、「3K(きつい・汚い・危険)の仕事」として語られ、マイナスイメージが根強く残るが、クール・ブルーを通して給与水準や将来性などの正しい情報発信を心掛けていく。
クール・ブルー関西支部に参画する企業は、山田工業の他、松本産業(兵庫県尼崎市)とM’searx(兵庫県尼崎市)の3社。関西支部の設立を契機に、今後は関西エリアでのイベント開催や講演会などの活動を本格的に始動させていく方針である。
今回の就任に当たり山田支部長は「現場の仕事には、社会を支える誇りと人を育てる力があると確信している。ブルーカラーの仕事は、社会基盤の根幹を担う極めて重要な役割を果たすが、その価値が十分に伝わらず、若い世代が魅力を知る前に選択肢から外す状況に、長年もどかしさを感じていた。関西支部の設立を通じて、ブルーカラーの仕事に誇りを取り戻し、社会全体に本質的な価値を正しく伝える努力をしていく」と意欲を示した。
山田工業では、「青に目覚めよ」を合言葉に、現場のカッコ良さや人間の温かさ、そして人が成長していくプロセスを積極的に発信していく。
協栄電気工業のホームページ:https://kyoei-e.jp/
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この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。

