中部シーリング工事業協同組合が通常総会
更新日:2025/12/2
中部シーリング工事業協同組合(宮崎純理事長・大信工業)は11月21日、名古屋市内で第42期通常総会を開いた。総会には組合員約30人が参加し、第43期の事業計画、収支予算、賦課金額および徴収方法などを承認した。当日は、青年部活動の支援や人材育成の強化、コミュニケーションツールを活用した組合員間の連携促進など、組合の発展に向けた方針が示された。また、新規加入組合員としてMGS(久松将吾代表取締役)、ティー・ツー(田中博之代表取締役)、am ploof(伊藤雅也代表取締役)が紹介された。

挨拶に立った宮崎理事長は、日頃の組合活動への協力に謝意を述べた上で、「今年は当組合員がシーリンググランプリで第2位、第3位と好成績を収めた。快挙であり大変うれしく思う。技術者である以上、技術の向上と承継は責務だ。地位向上を目指し、組合活動を継続していきたい」と語り、業界の技術力向上に向けた強い姿勢を示した。

総会後には懇親会が開かれ、参加者は活発に情報交換を行った。会場には来賓として前参議院議員の安江伸夫氏らも駆け付け、場を盛り上げた。また、宮崎理事長から、同組合の母体である日本シーリング工事業協同組合連合会(出水裕之会長)が、技能者育成を目的に実務経験3年未満の技術者を対象に年1回実施している「シーリングスクール」について、来年度は中部エリアで開催されることが発表された。

この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。

