後藤組が「DXセレクション2025」グランプリ受賞
更新日:2025/4/4
後藤組 (山形県米沢市)は、経済産業省が主催する「DXセレクション2025」の最高賞であるグランプリを受賞した。


DXセレクションは、デジタルガバナンス・コードに沿った取り組みを通じて、DXで顕著な成果を上げた企業を表彰する制度。審査員からは「明確なDX戦略があり、トップ・ミドル層の5年間の実践が着実な業績改善を支えている」との声が上がった他、デジタルツールの導入やi-Constructionの適用など大きな変革を進め、売り上げ高の成長と人材育成を両立している点も評価を受けた。

後藤組では、2019年より「全員DX」を掲げ、本格的なDX化に着手。デジタル技術を活用した業務効率化や生産性向上を推進しており、クラウドシステムやBIM/CIMのICT施工、AI・データなどの活用を積極的に続けてきたことが受賞に繋がった。人時生産性では、2024年度で前年度比+37%、残業時間削減でも同比-12%と、鮮明な結果を生み出している。

今後は、これまで蓄積してきた知見と生成AIの融合による、新たな生産性向上のステージ「DX2.0」を目指し、DX支援事業も強化していく方針である。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。