「ヒロオカ テラス」 CCIグループ
更新日:2025/11/11
CCIグループ(石川県金沢市、旧北国フィナンシャルホールディングス)は、オフィスビル「Hirooka Terrace(ヒロオカ テラス)」を竣工した。


同ビルは北國銀行本店に隣接し、金融機関をハブとして地元企業、官公庁、教育研究機関を繋ぎ合わせる他、首都圏や海外への展開・情報発信を強化する拠点として活用する。

建物は「交流・協創の場づくり」をテーマに設計。オフィス北面に配置したテラスは、水平方向に加えて階段や吹き抜けを介して上下方向にも連続している。専有区画としないことで、全テナントを自由に活かせる空間とした。北陸銀行ビルとブリッジを接続し、同行の食堂やホールなどの各機能をテナントと共有できる構成にしている。


内装には、石川県産材スギが用いられた配筋付型枠製材「MIデッキ」の導入した他、インテリアにも積極的に県産材を活用。能登半島地震で被害を受けた県内木材産業の復興を支援した。


【概要】
・名称:Hirooka Terrace(ヒロオカ テラス)
・所在地:石川県金沢市広岡2丁目12番6号
・用途:事務所、自動車車庫、駐輪場
・建築主:株式会社北國銀行
・設計監理:株式会社三菱地所設計
・施工:清水建設株式会社(建築)、米沢電気工事株式会社(電気)、第一電機工業株式会社(電気)、株式会社柿本商会(空調・衛生)、北菱電興株式会社(昇降機)
・敷地面積:7937.42 ㎡
・建築面積:2940.88 ㎡
・延床面積:21446.68 ㎡
・階数:地上13階(塔屋1階)
・構造形式:地下RC造、地上S造(一部CFT造)
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。







