物流施設「CPD西宮北EAST」 ダイビル
更新日:2025/9/1
ダイビル(大阪市北区)が神戸市で建設を進めていた、物流施設「CPD西宮北EAST」が7月末に竣工した。

阪神地区の物流拠点である「阪神流通センター」に近接。中国自動車道「西宮北」ICより約2kmの距離で、新名神高速道路、阪神高速7号北神戸線といった各高速道路へのアクセスがよく、交通利便性の高さが特長である。

地上6階建ての免震構造で、床荷重1.5t/㎡、柱スパン11.6m×10.0m、梁下天井有効高5.5mに設計。ダブルランプウェイを設けたことで、各階で接車が可能な物流施設となっている。1階に低床トラックバースを整備し、多様な荷物への対応が可能となり、貨物の搬送・保管の効率化を実現。 環境負荷低減のため外壁に断熱性能の高いサンドイッチパネル、高効率空調設備の設置、全館省電力型LED照明を備えるなどの省エネ対策を実施している。

ダイビルグループは、中長期経営計画「2035 “BUILD NEXT.”」に基づき、物流不動産への投資を強化。2月に完成した「CPD西宮北WEST」に続き、2026年春に竣工予定の「(仮称)LOGI FLAG TECH 名古屋Ⅰ」や、26年冬に着工を予定する「(仮称)柏冷凍冷蔵倉庫開発プロジェクト」に参画している。


【概要】
・名称:CPD西宮北EAST
・所在地:兵庫県神戸市北区有野町有野字岡場1951番地
・敷地面積:9万9916㎡
・延床面積:23万9795㎡
・構造規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造6階建
・設計施工:東亜建設工業株式会社
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。