「市川市加藤新田冷凍冷蔵倉庫プロジェクト」 長谷工総合開発・長谷工コーポレーション
更新日:2025/12/25
長谷工総合開発(東京都港区)と長谷工コーポレーション(同)は、「市川市加藤新田冷凍冷蔵倉庫プロジェクト」を竣工した。


同施設は地上4階建て、延床面積約1万3635平方メートルのBOX型冷凍冷蔵倉庫。首都高速湾岸線・千鳥町インターチェンジから約1.4キロ、都心部まで約15キロに位置し、高い交通利便性を有する。保税倉庫申請と動物検疫の検査を同時に受検できる希少な冷凍冷蔵物流エリアに立地する点も特徴である。

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各階の床荷重を2.0㌧/平方㍍、2・3階の天井高を7.0m、4階を6.0mとすることで高積みに対応。バースには冷凍冷蔵コンテナ車専用電源やドックレベラーを設け、作業効率と安全性を高めた。主要設備であるキュービクルを2階に設置することで、水害や液状化などの災害リスクにも対応。環境面ではフロンガスの排出量を抑制するために自然冷媒を用いた空調設備を導入し、CASBEE認証を取得している。


同エリアでは「市川市加藤新田Ⅱプロジェクト」の開発も予定しており、今後も物流施設の整備を通じてロジスティクス分野の社会課題解決に貢献していく方針である。
■建物概要
所在地:千葉県市川市加藤新田202-14(地番)
構造・規模:耐震S造、地上4階建て、BOX型
敷地面積:約6,672㎡(約2,018坪)
延床面積:約13,635㎡(約4,125坪)
事業主:長谷工総合開発、長谷工コーポレーション
設計・施工・監理:奥村組
CM会社:コンストラクションインベストメントマネジャーズ
テナント:南日本運輸倉庫
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。








