新社屋 山陽建設
更新日:2025/8/21
山陽建設(兵庫県姫路市)の本社・新社屋が竣工した。

新社屋はCLTパネル工法「LC-core構法」を採用。多くのCLTパネルを現した仕上げで、性能と意匠性を両立させた。ZEB(Net Zero Energy Building)を達成するため、CLT床盤の上に在来小屋組工法とガルバリウム鋼板屋根を設置し、断熱性・気密性の向上と構造の合理化を図っている。外壁は、断熱材にセルロースファイバーを、窓にはトリプルガラスを採用し、高断熱仕様を施した。太陽光パネルに加えたことで、集熱パネルを設けるなど再生可能エネルギーの活用を促進する。


建物の愛称は「A whale that brings happiness(幸せを運ぶクジラ)」。快適で機能的な環境を提供し、顧客との関係を深める拠点を目指したいという思いが込められている。


【概要】
・工事名称:山陽建設ZEB&CLTオフィスビル新築工事
・工事場所:兵庫県姫路市飾磨区英賀清水町三丁目123番
・用途:事務所
・工法:木造(CLTパネル工法)
・階数:2階建
・敷地面積:1218.47㎡
・建築面積:315.06㎡
・延床面積:591.85㎡
・CLT使用量:116.8㎥
・事業主:山陽建設株式会社
・設計、施工:前川建設株式会社


この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。