千葉県電気工事工業組合・青年部
更新日:2026/3/10
【青年部の会長に就任】
2025年6月、千葉県電気工事工業組合・青年部の会長に岡孝年氏(株式会社岡電気・取締役工事部長)が就任した。会員同士のネットワークを強化し、横の繋がりを重視しながら、業界の起爆剤としての役割が期待される青年部。県下16支部・132人が所属しており、若い力の集結による業界の改善を目指している。現在は、定期的に県内4校の工業高校に出前授業に出向くなど、活動を活性化している。情報の発信源になることで、これまでにないアプローチも目論んでいる。岡会長は、「昨今の少子高齢化により、若手技術者の人材不足などが嘆かれている。組合内の若手の力を更に団結させることで、状況打破に挑戦したい」と意気込みを語る。副会長を経て就くことになった会長という重責。与えられた任期の中で、どのような変化を遂げられるか注目だ。


【会員を取り残さない】
岡会長は、最も意識すべき分野に「教育事業」を挙げる。「電気工事は、電機に関する専門知識と高度な施工技術が必要となる特殊な職種。いまだに一人親方も多い業界だが、単独で実現できることには限界がある。青年部では、会員を1人も取り残すことがないよう、団体としての活動を機能させたい」と意欲を見せる。部内では、設計図や仕様書に基づき、工事に必要な材料費や労務費、経費などを積み上げる手法を学ぶことで、正確な利益確保を目指す積算例会も実施。中小電気工事業者として生き残りを図れるよう、そのノウハウを惜しみなく提供することで共存共栄を進めている。「人口減少が歯止めの効かない状況にある中、組合で出来ることは、今ある人々の関係性を強化し、教育面の充実化を徹底すること。課題は山積みの状態だが、次の世代にも長く培われてきた知見を継承できるよう全力を尽くしたい」と展望を述べる。


【支部あってこその青年部】
「青年部は支部の運営を円滑にするために存在している」と岡会長は改めて語る。県内に16ある支部にはそれぞれ支部長がおり、「この全ての方々をサポートするためにも、青年部が率先した動きを見せる必要がある」と気を引き締める。常に岡会長の頭を駆け巡るのは「組織を存続させるために、今何が必要とされているかを考え続けること」。必須事項を「青年部の世代が、県内の建設業を牽引できるよう準備すること」と定義し、先を見据えた行動を心掛ける。最近では、一般社団法人全国設備業DX推進委員会とも連携し、生産性向上・無駄削減のノウハウを修得する動きも始めた。最先端を追い求めるため、団体としての研鑽にも取り組んでおり、「後になって後悔することがないよう、今できる最善策に取り組みたい」と前向きなスタンスを堅持している。

【青年部の世代で理想を追求】
岡会長は、1都8県の電気工事組合青年部が集結する、関東電気工事青年部連合会でも副会長を務めている。2027年度には、会員大会が千葉県で開催されることが決定しており、「この大会を成功させるため、現段階からあらゆる想定を進めたい」と覚悟を示す。関東ブロックは全国からも注目される組織。地元である千葉県で開かれる大会を、学びある機会とするよう最善を尽くす。青年部のメリットは、多くの同世代の仲間に出会え、新たな取り組みに挑戦し成長できること。千葉県電気工事工業組合の青年部長として、新規事業やイベントの開催など、やれることはまだ多い。日々の業務の中で心掛けているのは、「子供たちから『将来は電気工事をやってみたい』と思われるよう、改善・改良を繰り返すこと」。実現までの道のりは長く険しいものだ。しかし、岡会長は「私たち青年部の世代で理想を追求する」と明確な使命感を基に、今日も積極的な団体運営を手掛けている。

この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。







