秋田県専門工事業人材確保協議会が通常総会
更新日:2025/6/8
若者の建設専門工事業への入職を促す取り組みを進める「秋田県専門工事業人材確保協議会」(中村純也会長)は6月4日、秋田キャッスルホテルにて2025年度通常総会と懇親会を開催した。来賓や会員ら約30人が集まり、7月8日のイベントに一丸となって取り組むことなどを確認した。

中村会長は「昨年度、高校2年生を招き企業説明会と体験会を実施したが、就職活動が始まる今年度に成果が現れるはずだ」と期待を寄せ、「事業名を『ジョブスタ』と変更した。より一層の認知度向上を図りたい」と呼び掛けた。顧問に就任した秋田県議会建設委員の鈴木真実委員長は「人手不足が叫ばれる中、協議会の存在を心強く感じている。イベントは生徒らが職業に対するイメージを具体化させる貴重な場であり、素晴らしい機会だ」と挨拶した。

2025年度は、7月8日に高校生らを対象とした合同企業説明会・仕事体験会「ジョブスタ2025」を秋田県立スケート場で開催する計画だ。この他、PRチラシとパンフレット制作、高校の進路指導担当者らとの意見交換会、秋田県側との意見交換、経営や施工技術に関する研修会を開催する。後援は秋田県中小企業団体中央会。

総会後の懇親会では、異業種の関係者らが近況報告や課題を共有し間近に迫ったイベントの成功を誓った。
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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。