淺沼組が体側の初任給を30万円に引き上げ
更新日:2025/6/12
淺沼組(大阪市浪速区)は、2025年度より大卒の初任給を30万円に引き上げることを発表した。今年4月に入社した新卒社員より適用されており、入社1年目は原則外勤勤務となる。全社員を対象としたベースアップを4年連続で実施しており、処遇面の充実を図っている。

今回の措置は、優秀な人材の確保と物価上昇への対応を目的としており、建設業界における人材獲得競争に対応した戦略的な取り組みとなっている。賃上げの継続により、既存社員のモチベーション向上と離職率の抑制効果も狙っている。

淺沼組では、採用活動の強化を図るため、4月にリクルートサイトの全面リニューアルを実施。求職者にとって同社をより身近に感じて貰えるよう、「ぬまる、淺沼」と銘打ち、ポップで明るいデザインに一新した。今後も処遇面の充実だけでなく、社員一人ひとりのスキルアップや満足度向上、キャリア形成を支援する体制など、多角的な施策を通じた人材投資を積極的に進めていく方針である。
関連記事:建設業界トレンド 『淺沼組が採用ホームページをリニューアル』
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。