「国土をつくる人写真展」表彰式を開く 中部建設青年会議
更新日:2025/4/26
中部建設青年会議(中建青)は2月17日、名古屋市内で「国土をつくる人写真展」の表彰式を開いた。中部5県から431点の応募があり、入賞した12点の撮影者が、国土交通省・中部地方整備局の佐藤寿延局長や岡田会長から表彰状を授与した。

岡田会長は「これからも建設業の魅力を更に発信していく」とし、「今回の表彰を機に、高校生が建設現場に足を運び、業界の長所に触れる契機となれば嬉しい」と挨拶。佐藤局長は「どれも建設業の魅力を伝える、非常に優れた作品だったと実感している。建設業が社会的に意義のある産業だという事実を、一致団結してPRしてほしい」と呼び掛けた。


中部地方整備局長賞には、山野建設(三重県伊勢市)の中村織和さんが撮影した「シールドマシン到達」を選出。地下15㍍地点で中間立杭にシールドマシンが到達する瞬間を捉えた作品となっている。

中建青会長賞には、加和太建設(静岡県三島市)の池田七瀬さんの「まちをつくる会社をつくる人」、愛知県立西尾高等学校の岩舘春佳さんの「未来につなぐ」が選ばれた。この他、建設産業再生賞1点、支部長賞5点、今年度から創設された高校生を対象とした若者チャレンジ賞には3点が選定された。12点の作品は同会議のホームページから閲覧でき、3月4日から名古屋都市センターで、4月2日から星ケ丘駅のギャラリーで展示される。


写真展は2012年度から始まり今回で13回目を迎える。社会資本整備に携わる地場の建設業や、現場などで作業に従事する人の姿を広報するために開催する。後援は、国土交通省・中部地方整備局、土木学会中部支部。
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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。