クール・ブルーが設立総会を開催
更新日:2025/10/14
クール・ブルー(Cool Blue)の設立総会が、10月7日に広島市内で開かれた。同団体は、建設業をはじめとする生産現場で働く人々を支援することを目的に、今年4月に発足した。当日は設立に至るまでの経緯や参加企業の意気込み、今後の方針などを提示し、固い結束を基にした挑戦を誓った。

冒頭、発起人の石本英成氏(協栄電気工業・代表取締役)は、「長時間労働や労働環境の課題を解決するために、現場の声を最優先に発信し、建設業の新しい姿を社会に周知させていきたい。3Kと呼ばれる業界のイメージを変え、若い世代に魅力を感じてもらえるよう取り組みを続けていくので力を貸してほしい」と呼び掛けた。

総会では団体のロゴが披露され、会場からは歓声と拍手が巻き起こった。デザインを担当した稲垣優香氏は、「単なるデザインに留まらず、働く人々が誇りを持てるような力強さやキャッチーさを意識した。ブルーカラーの価値を高める取り組みにデザインを通じて寄り添えたことを嬉しく思う」とコメントを寄せた。
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加盟企業は協栄電気工業の他、ダイイチシステム、正光社、海洋開発、神奈川通建、山田工業、松本産業。来賓には広島県議会議員の畑石顕司氏、広島市議会議員の沖本高博氏らが出席し、団体の門出を祝福し、総会終了後は活発な意見交換会も実施した。
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この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。