古野電気が建設現場向けWi-Fi6対応システムを発売
更新日:2025/4/26
古野電気は、建設現場向けWi-Fiシステム「ゼンゲンバLANシリーズ」の新モデルとして、Wi-Fi6規格に対応したシステムの提供を開始した。

Wi-Fi6は、従来のWi-Fi規格と比較して高速化、大容量化、省電力化を実現する最新の無線LAN規格となっている。新モデルを建設現場に導入することで、現場の通信環境を大幅に改善し、様々なICT機器やIoTデバイスの効率的な運用が可能になる。
ゼンゲンバLANシリーズでは、建設現場の多様な需要に応えるため、屋外現場向け、長距離・広域現場向け、高層・地下現場向けのアクセスポイントを展開。屋外、土木現場、高層ビル、地下工事など、あらゆる建設現場の通信ニーズをカバーできる。また、無線メッシュ技術を採用していることから、制約のある環境下でも容易に無線LAN環境を構築し、動的ツリー経路制御技術を活用することで、高い安定性と低遅延特性を実施できる。


新システムを導入することで、高速かつ安定した通信環境を実現し、BIM/CIMの活用や、遠隔操作による建設機械の制御、AR/VR技術など、先進的な技術の実装が加速することが予想される。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。