インプラント工法の首都高・橋桁が完工 技研製作所
更新日:2025/5/2
技研製作所(高知市)のインプラント工法で施工した、首都高速道路「高速大師橋更新事業」の橋桁一括架け替え工事が完成した。今回の案件では、大きな支持力が得られる鋼管矢板井筒基礎が選定され、約50メートルの長尺杭を高精度かつ安全な形での圧入施工を実施。 早期完工に繋げられたインプラント工法が、高い評価を受ける結果となった。施工は、グループ企業の技研施工が担当した。

国内では、高速道路の老朽化に伴う大規模修繕・更新工事が急務となる中、2065年までとしていた高速道路の有料期間について、最長50年間の延長を盛り込んだ道路整備特別措置法が成立し、財源確保が決まった。今後、全国の高速道路で老朽化対策や4車線化などの工事が進む予定となっている。

首都高では、大規模なリニューアルプロジェクトが実施されており、今回もその一環としての施工が実現。技研製作所では、今後計画される高速道路改修工事に、インプラント工法の採用を見込んでおり、引き続き技術提案など積極的な活動を行っていく方針だ。
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。