エイチがポリマーセメント材を共同開発
更新日:2025/5/2

エイチ(岡山県総社市)が、コンクリート調査・コンクリート試験などを手掛けるニューテック(東京都板橋区)と共同で、ポリマーセメント材を開発している。開発の経緯を千田英治専務は「当社にベストマッチした、より良いセメントを生み出し活用することが、顧客の需要に応えることと考え、着手が決まった。1日でも早く完成させられるよう全力を尽くす」と意気込みを語る。開発現場には、ニューテックの星雄伍氏も駆けつけ、無収縮断面修復モルタル材との配合のバランスなどを指導。調合した原料を角型のスコップを使って練り混ぜ、水の量を調節しながら枠型に流し込むなどの作業を繰り返した。

千田専務は「完成までには、まだ少し時間を要するが、早期に現場で活用できる日が来るよう努力する。コンクリートは、人の命と暮らしを守る大切な材料。ニューテックさんとの二人三脚で、最適なポリマーセメント材を作り上げていきたい」と展望を述べた。
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。