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浜松建設業協会が定時総会

更新日:2025/6/3

 浜松建設業協会(中村嘉宏会長)は、5月23日に浜松市内で2025年度の定時総会を開いた。当日は協会員ら約30人が参加し、2024年度の事業報告などを承認した。

 中村会長は、「昨年は災害対応に加え、親子現場見学会や建設フェスタ、工業高校を対象とした講座など、業界団体としての活動の幅が広がっていると実感した。今年も建設産業の必要性を訴え、業界の地位向上を図るため、積極的に取り組んでいきたい」と意欲を示した。また、同会でカーボンニュートラル研究会が開始したことに触れ、「他地域に先駆けた先進的な取り組み。業界団体として積極的に参加・協力してほしい」と呼び掛けた。

 来賓として招かれた浜松市土木部参与の小出弘章氏は、日頃の災害時の迅速な対応や訓練への協力に感謝を述べた上で、「今年は市町村合併から二十年を迎える節目の年。同市総合計画に掲げる『災害に強く、安全で快適な社会基盤の構築と強化』の実現に向け、気象災害や南海トラフ地震への備えとして、緊急輸送道路の整備や流域治水を推進していく」と述べ、建設業界との連携強化に期待を寄せた。

 25年度は建設残土処分、建設関連用品の共同購入、組合員への転貸融資などを実施していく方針である。

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