HARDWOODが樹木傾きセンサーの提供開始
更新日:2025/9/20
HARDWOOD(東京都江東区)は、樹木傾きセンサー「ツリチル」の販売・サービス提供を開始した。

同サービスは、IoTとセンサー技術を融合し、樹木の傾きの大きさと方向を測定する。測定されたデータは、クラウドにワイヤレスで送信するため、24時間体制でモニタリングの実施が可能。リアルタイムの通知で倒木リスクを即時に把握できるため、倒木による事故を未然に防ぐことに貢献する。

サービスでは、ベーシックプランと見守りプランの2種類を展開予定。ベーシックプランは、「ツリチル」から送信される樹木の傾きの大きさと方向のデータを基に、樹木の専門家である全国の「樹木医」が管理方針の判断・対応する体制を作る。また見守りプランでは、同社の樹木医がその判断・対応を直接フォローする。

森広志社長は「人と樹木が安全に共存するためには、樹木の安全性を定期的に確認・管理する必要がある。『ツリチル』は、常に樹木の状態のチェックや、いち早く樹木の異常に気がつくことができる。今後も安全な樹木管理が定着するよう、『ツリチル』の普及促進に注力していきたい」と展望を述べた。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。