新社長・会長が就任 平成建設
更新日:2025/4/25

平成建設(静岡県沼津市)は、4月1日付で田中俊臣氏(写真左)が取締役社長に、秋元久雄氏(写真右)が代表権会長に就任すると発表した。

取締役社長に就任する田中俊臣氏は、1998年に職人を目指して平成建設に新入社員として入社。土木・型枠・鉄筋工事の現場監督や営業などを経験。その間、取締役住宅事業本部長、専務取締役、取締役副社長を務め、取締役社長に就任する形となった。
新体制となった平成建設は、2024年に新たに策定された「企業理念」の下、職人集団として更なる成長を目指す。理念の商才は、ウェブサイトにて公開を予定している。同社が目指すべき企業としての在り方やビジョンに加え、「企業としての成長だけでなく、日本の建築業界へ価値提供ができるように」との願いを込めている。

平成建設は、創業者である秋元会長が創業当初から国内における将来的な職人不足を予見し、当時は異例だった「建築プロセスの内製化」を実践。大工をはじめとした「職人」を自社で育成し、伝統技術の継承を実現・継続している。
今年2月に創立35周年を迎えた平成建設は、今後も「職人の育成」や「建築工程の内製化」などに取り組み、技術向上に努めていく方針である。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。