佐賀県が「SAGAサンライズパーク」銘板のお披露目式
更新日:2025/4/28

佐賀県は7月8日、「SAGAサンライズパーク」整備に従事した作業者名を記した銘板のお披露目式を現地で開いた。銘板は、整備工事に携わった現場作業者に、感謝の気持ちを伝えるために県が製作したもの。当日は建設業関係者など約150人が参加した。

冒頭、挨拶に立った佐賀県知事の山口祥義氏は、「皆さんの力を集結して大事業を成し遂げたことを誇りに思う。未来の佐賀県人に、2024年を生きる自分たちがどんな思いでSAGAサンライズパークを建てたかを伝えていきたい」と力を込めた。その上で「建設業は未来を作るカッコ良い仕事。このような銘板の設置が、若い人がものづくりの現場に携わりたいと思うきっかけの1つとなって欲しい」と続けた。

また、戸田建設・九州支店建築工事部工事室工事長の水永透氏は、同県の関係者などに感謝の意を示すと共に、「コロナウイルスの流行と同時に着工し、苦労しながら工事を進めたことを思い出す。その分、非常にやりがいのある建物だった。銘板に刻まれている作業員を含め、関係者の方々の力が完成に繋がった。多くの人々の思い出の1ページの舞台となってほしい」と述べた。

お披露目式の後は除幕式が行われ、山口知事ら工事に関わった代表者が登壇。ステンレス製の横4.9メートル、高さ1.5メートルの板に、工事に携わった6226人の名前が記された銘板が姿を現すと、参加者から歓声が上がった。銘板は、今週中を目処に、SAGAアリーナの西側の壁に設置される予定。
同施設は、エンターテインメントアリーナの「SAGAアリーナ」や総合運動場の「SAGAスタジアム」、「水泳場のSAGAアクア」総合体育館の「SAGAプラザ」で構成。今年10月に開幕する「国スポ・全障スポ」のメイン会場となる。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 川村 智子
新卒で入社した建設コンサルタントで、農地における経済効果の算定やBCP策定などに従事。
建設業の動向や他社の取り組みなどに興味を持ち、建通新聞社では都庁と23区を担当する。
在籍時は、各行政の特徴や課題に関する情報発信に携わる。2024年よりクラフトバンクに参画。
記者として企画立案や取材執筆などを手掛けている。