通常総会を開催 東京都中小建設業協会
更新日:2025/4/28

東京都中小建設業協会は、5月29日に第52回通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、渡邊裕之会長(渡邊建設)が再選した。
冒頭、渡邊会長は「4月から時間外労働時間の上限規制が適用されている。現状では罰則適用はないようだが、建設業特有の勤務体制を抜本から見直す必要に迫られている。協会としては、中小建設業の未来を考え、DXなどを駆使することで負担を軽減させ、若く優秀な人材の入職促進に注力するので、力を貸してほしい」と呼び掛けた。その上で、「現状防災体制が手薄になっている地区の会員増強や重機の保有問題などの解決のためにも全力を尽くしていきたい」と訴え、会員各社の協力を求めた

当日は、2023年度の事業計画などを承認。2024年度の会長表彰では、上之原一光氏(上之原工務店)に役員感謝状が贈られた。また、鳥越雅人氏(徳力建設工業)と朝倉泰成氏、足立裕介氏(足立建設)、板谷健氏(新日本工業)、細沼順人氏(成友興業)、星徹氏(正和興業)には事業功労感謝状が、水野成則氏(セイシン)と内田眞氏(内田建設)、小板橋秋廣氏(堀真建設)には、組織功労感謝状が贈呈された。

2024年度は、働き方改革や生産性向上の推進、担い手の確保・育成・定着、DX・SDGs、BCPの点検と見直しなどを実施していく方針である。

この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。