吉城建設業協会が2024年度総会開く
更新日:2025/4/29
岐阜県飛騨市の4町と高山市の2町で組織する吉城建設業協会(田近正英理事長)は4月26日、飛騨市内で2024年度の定期総会を開いた。当日は、会員ら約40人が集まり、新年度の事業計画や予算を承認した。

田近理事長は、「私たちは、有事の際には何よりも優先して災害発生現場へ出向き、ライフライン確保や災害防止対策、応急復旧対応に第一線で当たり住民の安全・安心を守る使命がある」と話し、石川県七尾市で4月22日と24日に被災家屋の家財道具などの搬出作業を行ったことを報告。そして、「会員企業が一丸となって住民の安全・安心を守りながら地域における主要産業として雇用を確保し、若者の入職促進を図るなど力強い地場産業としての役割を果たしていこう」と力強く語った。

来賓としてあいさつした国土交通省北陸地方整備局神通川水系砂防事務所の石井崇事務所長は、「23年7月に赴任して以来、皆さまによって作られた構造物が、地域を守っているのだとありありと見て取れた」と称え、引き続きの協力を呼び掛けた。

同協会は24年度、災害発生を想定し関係機関と連携した防災訓練や、安全衛生推進パトロール、CPDS研修会、資格取得促進、地域イベントの参加などを計画している。
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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。