第8回インフラメンテ大賞を発表 国土交通省など
更新日:2025/5/2
国土交通省や経済産業省など8省が、「インフラメンテナンス大賞」の受賞技術45件の決定を発表した。同賞は、社会資本の老朽化対策に高い効果を発揮する技術開発を表彰するもの。

内閣総理大臣賞には、FractaJapanの「上下水道事業のDX~ビッグデータ×AIによる管路リスクの予測診断」が選ばれた。大臣賞には、パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)の「三条市 社会資本に係る包括的維持管理業務(嵐北地区)」や、東洋建設(東京都千代田区)の「港湾コンクリート構造 高機能型塗装『ワンダーコーティングシステムW-MG』」などを含めた12件を選定。表彰式は、1月16日に総理大臣賞と各省大臣賞、1月27日に特別賞と優秀賞を開く予定となっている。


インフラメンテナンス大賞は、国内の優れた技術を表彰し、メンテナンス分野の技術開発を後押しするため、国交省など関係省庁が合同で実施することで、理念の普及・促進を実現するために取り組んでいる。2016年度から開始されており、今回で8回目の開催となった。今年度の受賞は、2024年5~7月に応募を受け付け、302件の応募者の中から45件を選出。受賞部門別の内訳は、総理大臣賞1件、各省大臣賞12件、特別賞7件、優秀賞25件となっている。
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クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。