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インフラテック・ジャパン事業を強化 インタープレジデント

更新日:2025/8/29

インタープレジデント(東京都港区)は、「インフラテック・ジャパン」事業の展開を強化する方針を固めた。

インフラテック・ジャパンは、「インフラ・サステナビリティ」をパーパスに、「インフラメンテナンス産業の価値向上」をミッションに掲げる、同社のスタートアップ事業。当面は「インフラメンテナンス分野におけるM&A・事業承継」を主軸に業務を手掛けていく。

近年、国内で「社会インフラ・産業インフラの老朽化」が加速化し、大きな社会課題となっている。インフラメンテナンス企業の90%以上は中小企業が占め、事業承継や技術者の採用・育成、DXへの取り組みなど、課題が山積する現状を受け、同社が解決に向けた取り組みを進めるために立ち上がったという。

新田憲佑社長は、「当社が推進するM&Aでは、投資ファンドのような EXIT を目指さず、グループ企業群としての発展を目指す。またM&A後も、経営陣や従業員の雇用を継続する方針を掲げる。インフラメンテナンス企業のM&A・事業承継を通じて、日本の社会・産業インフラの維持管理や長寿命化に貢献したい」と意欲を見せた。来年には新会社を設立し、全国の建設・土木会社や金融機関などと連携することで、インフラ業界の社会課題の解決に向けた活動を開始する予定である。