秋田県内の専門工事事業者らが「ジョブスタ」開く
更新日:2025/7/11
秋田県内の専門工事事業者らで組織する「秋田県専門工事業人材確保協議会」(中村純也会長)は、7月8日に秋田県立スケート場を会場にて、第2回の合同企業説明会・仕事体験会「ジョブスタ」を開いた。県内の高校2年生、約120人が集まり企業の雰囲気や仕事の内容について理解を深めた。


冒頭、中村会長が「仕事の『ジョブ』と『フェスタ』をかけ合わせたイベント名の通り、肩肘を張らずお祭りに来ている感覚で見聞きし、将来の仕事選びの参考にして欲しい」と呼び掛けイベントがスタート。午前中の合同説明会では15ブースが設置され、企業や団体の代表者や採用担当者らが10分ほど会社をPRし、会社の歴史や業務内容、福利厚生など工夫を凝らした説明で生徒らに訴求した。


午後には、現場で使用する機材などを用い体験会を実施。生徒たちは高所作業車への搭乗や黒板の塗装、カーペットの敷き詰め、エアコンの取り付け、型枠パネル制作などの説明を受けながら取り組んだ。参加した生徒からは「専門工事を今まで以上に身近に感じることができた」「進路選択の参考になった」などの声が上がった。


協議会では、専門工事業の認知と就職を希望する生徒に対する選択肢の提供を目的に引き続きフェアを開催する方針だ。


参加した業種と企業は次の通り。
◇鳶土工―東北架設工業
◇型枠―富士工務店
◇金属工事―ホクセイ工業
◇塗装―三建塗装
◇電気―時田電機工業、能代電設工業、ユアテック協力会秋田支社配電部会、ソウシン、秋田鈴木電工、サンテックス、深沢電装
◇管―加藤施設工業、北勢工業、鈴木空調機器、総合施設、秋田管工事業協同組合
◇水道施設―東北カッター施設
◇内装―中村産業、東和
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。