近藤理事長の続投が決定 全国仮設安全事業協同組合
更新日:2025/4/26
全国仮設安全事業協同組合(ACCESS、近藤昌三理事長)は5月22日、都内で第24回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選の結果、近藤理事長の続投が決まった。新たな理事には、上原勉氏(那覇鋼材)と青山憲吾氏(アルインコ)、坂口泰生氏(ピカコーポレーション)が就任。23年度の報告を行った他、手摺り先行工法などの「より安全な措置」の実態調査、都道府県労働局への「適正現場」情報提供などを盛り込んだ2024年度事業計画を決めた。

冒頭の挨拶で、近藤理事長は、「2024年問題や外国人受け入れなど、建設業界を取り巻く環境が近年で急激に変わりつつある。昨年度は労災を減少でき、組合としても良い傾向が見え始めている。組合員・関係者が一致団結することで、更なる成果が出せるよう最善を尽くしていこう」と呼び掛けた。

24年度は、仮設安全点検の推進・普及、仮設安全監理者の資格取得者のスキル向上のための「リスキリング(学び直し)」の実施、組合員の増強などを推進する。
総会では、「仮設安全監理者制度の充実強化等に関する検討小委員会」が取り纏めた第2次報告書について委員長を務めた三浦基和理事が発表し、足場からの墜落・転落災害を根絶するための具体策を提案した。
また特別功労者表彰として、井上雄策氏(アルインコ)と上原進氏(那覇鋼材)、笠井恒博氏(大嘉産業)、坂口守正氏(ピカコーポレーション)、松田直樹(東山産業)の受賞が発表され、代理人を通して表彰状が贈られることになった。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。