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ACCESSが安全見える化大会を開催

更新日:2025/10/30

全国仮設安全事業協同組合(ACCESS)は10月22日、都内で「安全見える化大会」を開いた。当日は280人以上が参加し、墜落・転落死亡災害ゼロを誓った。野外では、組合員企業による効果的な安全機材や、少ない力で重い荷物を持つことができるアシストスーツ、足場の危険性を肌で感じる最新VR体験など、安全を「見える化」できる展示も実施し、参加者は各々の最先端の技術を確認した。

冒頭の挨拶で、近藤昌三理事長は、「足場からの墜落・転落事故は、全体的には減少傾向だが、残念ながら建設業は全産業の3倍危険と言われる現状に変化はない。今年9月には青年部で5年半ぶりに仮設足場での安全点検を行い、アプリを活用するなど新たな動きも見せ、11月4日からは組合の事務所も移転する。難局が続く状況にあるが、労災ゼロを目指した取り組みを実現していこう」と呼び掛けた。

大会決議では、青年部に所属する2人の組合員が、「労働災害撲滅へのさらなる前進」と銘打った決議文を発表し、会場からは盛大な拍手が上がった。安全活動功労者表彰では、森下繁氏(森下興業)、奥山健次氏(ピレネーエキスパート)、山根孝幸(山哲建設工業)、千田英治氏(エイチ)、宮本克美氏(大谷総業)が受賞し、日頃の業務貢献を称えた。

式典の終盤には「安全衛生費の確保に向けて」と題したパネルディスカッションを開催。国土交通省の不動産・建設経済局建設振興課に所属する矢部健一郎企画専門官と鉞勇貴氏(鉞組・代表取締役)、千田英治氏(エイチ・専務取締役)、小川俊輔氏(OGISHI・取締役副社長)、東尾正氏(全国仮設安全事業協同組合・専務理事)が登壇し、どのような工事・規模であっても、標準見積書に沿って必ず請求する重要性を共有した。

移転先:東京都千代田区岩本町1丁目8番15号 イトーピア岩本町1丁目ビル

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