加和太建設がON-SITE X セミナーを開催
更新日:2025/5/2

加和太建設(静岡県三島市)は5月26日、建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)で開催したSORABITO(東京都中央区)の出展ブースにて、オンライン建設DXコミュニティ 「ON-SITE X(オンサイトエックス)」に関するセミナーを開催した。
ON-SITE Xとは、全国の地方建設企業とスタートアップの双方に、オンラインでマッチングする機会を提供し、建設業界の課題解決を推進するためのコミュニティ。当日は、スタートアップ共創事業部の近藤剛氏が、ON-SITE Xを通じて繋がることのできたSORABITOと、太陽建機レンタル(静岡市駿河区)と共同で取り組む、建機レンタルDXの実証プロジェクトの目的や成果、進捗などを報告した。
同プロジェクトは、SORABITOの提供する建機レンタル会社向け営業サポートアプリ「i-Rental」を活用し、加和太建設と太陽建機レンタルの生産性向上を実現するために開始した実証実験。2ヵ月をかけて「i-Rental」を利用した結果、加和太建設からは「今、何を借りているか可視化され、不要な資材のレンタルが無くなったので、無駄削減に繋がった」という声が上がった。また、太陽建機レンタルからは「これまでの電話でなく、オンラインで注文が完結するのでミスが激減し、空いた時間を現場のヒアリングなどに割けるように変わった」との報告があったと発表した。近藤氏は、「今回の実験でレンタルのDX化は、これまでの『当たり前』を見直す貴重な機会になることが証明できた。今後も建機レンタルのデジタル化を加速させることで、建設業界の健全化を図っていきたい」と述べた。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。