第12回建設専門工事業合同体験フェアを開催
更新日:2025/10/3
建設産業専門団体連合会と建設産業専門団体中部地区連合会は、9月25日~26日の2日間に、愛知県内で「第12回建設専門工事業合同体験フェア」を開催した。愛知県や岐阜県、静岡県で土木や建築を学ぶ生徒ら約300人が参加し、建設専門工事業の仕事内容や魅力などへの理解を深めた。


中部地区連合会の清水敬央会長は、開催に尽力した関係者に謝意を示した上で「専門工事業は社会に欠かせない仕事だが、魅力が十分に伝わっていない。今回のイベントから、建設業のやりがいなどを感じ、将来の進路として興味に繋げて頂けると嬉しい」と呼び掛けた。参加者は専門工事のブースを回り、日々現場で作業に当たる職人らから、直接指導を受けながらそれぞれの職種を体験した。毎年9月に参加している日本塗装工業会中部ブロックは、コンテストの受賞作品を展示し、実際に刷毛を使い木目調の塗り体験の機会を提供した。


同イベントは年に2回、5月と9月に開催されており、日本建設業連合会中部支部や東海4県の建設業協会などが協賛、国土交通省中部地方整備局などが後援している。

参加した専門工事業の団体は以下の通り。
▽日本塗装工業会中部ブロック―ペンキ塗り▽日本型枠工事業協会東海支部―型枠組み立て▽東海4県鉄筋組合連絡会―鉄筋組み立て▽東海建設躯体工業会―鉄骨建方▽全国建設室内工事業協会中部支部―軽量鉄骨・ボード貼り
▽中部建設インテリア事業協同組合―床・クロス貼り▽全国タイル業協会中部支部―タイル張り▽日本左官業組合連合会東海ブロック会―塗り壁▽ダイヤモンド工事業協同組合中部支部―切断機操作、コンクリート穴あけ▽中日本圧接業協同組合―鉄筋ガス圧接
▽日本機械土工協会中部支部―重機シミュレーション▽プレストレストコンクリート工事業協会中部支部―PC版強度▽全国クレーン建設業協会愛知支部―クレーン操作▽日本金属工事業協同組合中日本ブロック―外装ルーバー組付
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。