高知県建設業協会が定時総会
更新日:2025/6/16
高知県建設業協会(國藤浩史会長)は6月6日、高知市内で定時総会を開いた。2024年度の事業報告と決算、25年度の事業計画と予算を承認した。

冒頭の挨拶で國藤会長は、今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故に触れ、「インフラの老朽化は人々の生活を脅かす。防災・減災・国土強靭化の取り組みは、一過性でなく継続的かつ計画的に推進されるべき国家的課題だ」と述べた。その上で、担い手の減少など建設業界を取り巻く環境が厳しい中で、「地域経済と雇用を支える基幹産業として使命を果たしていく」と決意を示した。

総会では、下水道部会を上下水道部会に名称変更する他、県内高校生を対象とした建設業のクイズ大会「第1回高知県コンストラクション甲子園」を開催することなどを全会一致で承認。全国建設業協会会長表彰や高知県建設業協会会長感謝状・表彰などの贈呈式も執り行われた。

特別講演では、元バドミントン日本代表の潮田玲子さんが登壇。「失敗を成功に導くために~スポーツを通して学んだこと」を演題に、現役時代のエピソードを交えながら失敗から成功に導く方法を紹介した。
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この記事を書いた人

クラフトバンク総研 記者 松本雄一
新卒で建通新聞社に入社し、沼津支局に7年間勤務。
在籍時は各自治体や建設関連団体、地場ゼネコンなどを担当し、多くのインタビュー取材を実施。
その後、教育ベンチャーや自動車業界のメディアで広告営業・記者を経験。
2025年にクラフトバンクに参画し、記者として全国の建設会社を取材する。