桑原組が現場でかき氷の提供を実施
更新日:2025/10/3
桑原組(滋賀県高島市)は、子ども・若者支援センター「あすくる高島」と共同で、かき氷提供イベントを開催した。建設現場における熱中症対策の取り組みとして実施しており、地域における担い手育成や社会参加の機会創出に繋げることを目的としている。

当日は、現場の休憩室に製氷機とかき氷機を用意。地元の安曇川中学校の生徒らがかき氷を作り、現場監督や現場施術者らと交流し賑わいを見せた。生徒からは「普段、地元企業と関わる機会がないので面白かった」「皆さんが優しく明るかったのでイメージが変わった」などの感想が上がった。

桑原勇人副社長氏は、「業界が抱える課題は、熱中症だけでなく、若い担い手の不足や地域との距離だと考えている。今回の取り組みは、地域の若者との交流を作る貴重な機会であり、『誰かの役に立てた』という実感を持って貰えたら嬉しい。この先も地域と共に歩む会社として前進を続けたい」と開催の意義を述べた。

桑原組では、今後も次世代育成や地域との共生など、企業としての責任を果たしていくため、地域福祉・安全衛生の両面からのアプローチを進めていく方針である。

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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。