生産現場で働く人々を支える「クール・ブルー」を設立
更新日:2025/4/21
2025年4月に、建設業など生産現場で働く人々を支えることを目的にした「クール・ブルー(Cool Blue)」が設立された。発起人は、協栄電気工業(広島市東区)の代表取締役である石本英成氏。データを用いた適切な情報発信や講演などの活動を実施し、賛同する企業を増やすことで、業界に必要な人材確保などを手掛けていく。

設立の経緯を石本氏は、「当社が所属する電気設備工事業を含め、俗に言う『ブルーカラー』の業界が危機的な状況にあると痛感し、会の立ち上げを決意した。技術・技能は即座には身に付かない為、建設業界を志す人を増加・育成することで、次の世代に継承できる組織を作り上げたい」と語る。
団体としては、建設現場でのSNS活用や各種メディアとの連携を行い、建設現場で働く人々の給与や待遇改善、職場環境の変化などの情報をリアルタイムに発信する他、会員となった企業間のマッチングなども積極的に支援していく。また、定期的な勉強会の開催や相談窓口の設置することで、現場で働く人々のサポートやキャリアプランに対する具体的なアドバイスなども展開する方針である。
この記事を書いた人

クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。