九州鉄筋工事業団体連合会が通常総会を開催
更新日:2025/12/14
九州鉄筋工事業団体連合会は、12月8日に通常総会と意見交換会を福岡市内で開催した。総会では、会員同士の情報交流を積極的に図ることの他、鉄筋工事業の社会的・経済的地位向上、官公庁など関係機関に対する要請・意見交換などを進めることなどを盛り込んだ取り決めを全会一致で承認。新たな副会長の1人に粟國達成氏(國健鉄筋工業・代表取締役)が就任し、鉄筋工事業界の改善に全力を尽くすことを誓った。

冒頭の挨拶にて、宮村博良会長(宮村鉄筋工業・代表取締役会長)は、「業界全体には、社会保険未加入などの課題が存在するが、九州の鉄筋工事業においては単価が上昇し始めるなど、良い傾向も表れている。今後も若者に振り向かれる環境に改善を続けられるよう最善を尽くすので、一致団結した協力をお願いしたい」と挨拶した。

総会後に開かれた意見交換会では、九州各県の代表から現状での単価や標準見積書の進捗状況などを報告。今年実施した福岡県でゼネコンを回った際の率直な感想や、青年部会での近況も共有するなど、鉄筋工事業界をより良い環境に改善していくための情報を共有した。
九州鉄筋工事業団体連合会は、九州各県の鉄筋事業協同組合が加盟し、鉄筋事業者間の情報交換や関係性の構築・強化を担う組織。今後も鉄筋工事業界の取り巻く現状・問題点を、九州全体で解決していくスタンスを示している。
この記事を書いた人
クラフトバンク総研 編集長 佐藤 和彦
大学在学時よりフリーライターとして活動し、経済誌や建設・不動産の専門新聞社などに勤務。ゼネコンや一級建築士事務所、商社、建設ベンチャー、スタートアップ、不動産テックなど、累計1700社以上の取材経験を持つ。
2022年よりクラフトバンクに参画し、クラフトバンク総研の編集長に就任。企画立案や取材執筆、編集などを担当。現在は全国の建設会社の取材記事を担当。

