第65回定時総会を開催 三重県建設業協会
更新日:2025/6/8
三重県建設業協会(竹上亀代司会長)は6月4日、津市内で2025年度定時総会を開いた。当日は協会員や来賓など約140人が参加し、2025年度事業報告などを承認した。

竹上会長は、建設業界に求められている担い手確保について、「技術者のキャリアアップや女性が活躍できる環境など魅力ある職場づくりに努めていきたい」と述べた。行政との連携についても触れ、「建設DXに関する意見交換を重ねている」と生産性向上への取り組みを強化する考えを示した。

続いて、来賓に招かれた三重県の一見勝之知事らが祝辞を贈った。一見知事は、「県と建設業協会がWin-Winの関係を築き、県を良くするために皆さんの力を貸してほしい」と期待を寄せた。表彰では、三重県知事表彰を受賞した中井土木と上山組、吉川建設の代表者が知事から表彰状を受け取った。

総会では、2024年度事業報告や収支、2025年度の事業計画や収支予算を承認。今年度も引き続き、公共事業予算の確保に向けた要望を行う他、防災訓練や清掃活動などの地域貢献活動を推進する。また、XやInstagramなどSNSを含めた積極的な広報活動を展開する予定だ。

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クラフトバンク総研 記者 信夫 惇
建通新聞社に10年間勤務。東京支局・浜松支局・岐阜支局にて、県庁などの各自治体や、建設関連団体、地場ゼネコン、専門工事会社などを担当し、数多くのインタビューや工事に関する取材に携わる。
2024年にクラフトバンクに参画。特集の企画立案や編集、執筆などを手掛けている。